1st Avenue(株式会社TYO)代表、 マンジョット・ベディ制作の、トヨタ自動車の人気HV(ハイブリッド)車「プリウスα(アルファ)の新CM「Amazing World編」が2012年10月23日(火)より放送されます。クルマ本来の姿・機能性をスタイリッシュに魅せ、大人の男性が持つ“感性”を刺激したこれまでの一連シリーズに続く今作では、CMとして世界初の撮影技法を使うなど、高度術組み合わせることで、独創的な世界観を表現した
(※1) 2011 年10月より放送された「feel α」篇、「αimpact」篇、「space α」篇
新CMでは、プリウスαが持つ『拡張』というキーワードにフォーカスし、『空間、時間、視覚の拡張』を一つの映像に表現します。
その鍵となるのが、「360°」+「TIMELAPSE」+「HDR」。
これら3つを組み合わせる世界初の撮影手法が、現実と非現実の間を撮るという彼の挑戦を現実のものとします。
■プリウスα新CMの鍵となる3つの技術について
360°:
オランダ、YELLOW BIRD社の「LADY BUG」を使用し、360°、つまりそこにある空間全てを収めることのできる特殊レンズ「LADY BUG」をCMとして初めて使用。上下左右、前後、全てが収まる拡張された視覚が捉える映像は圧巻です。「LADY BUG」の五角柱の箱のそれぞれの面には高解像度のカメラが5台格納されており、それに天面の1台を加わった6台で、足元を除く周囲全てを収めることが出来ます。
TIMELAPSE:
微速度撮影とも言われ、時間を圧縮し、被写体の動きを実際よりも速く見せる技法。時間が拡張された風景は神々しく、自然の雄大さを雄弁に語ります。360°の画角でとらえられる雲や星の動きは、まるで舞のように魅惑的です。
HDR:
暗部と明部を同時に撮影し、それらを合成することで幅広いダイナミックレンジを持つ画像を生成する技法。拡張された光により、映像から現実感が失われ、神秘的な鮮やかさをまといます。通常静止画に用いられるこの技法を、特殊な技術と技術者としての技により映像上に落とし込むことに成功しました。
■北海道の雄大な大地を最大限に活かした360°ロケ
今夏、北海道で行われたロケでは、道路を封鎖して撮影を敢行。360°の画角で雄大な大地を撮影。前後左右が映り込むためレール撮影は不可能。この撮影のために作られたカメラ専用カートを用いて、ダイナミックな映像を撮影しました。また、3列7シートのスペースを撮影するカットでは、このCMのためだけに屋根を取り払った特別車が用意されました。
■CG無しで挑む前人未踏の挑戦とその意図
今回の撮影では上述の技術を組み合わせる前人未到の難しい取り組みでした。360°カメラを制作するオランダYELLOWBIRD社と、高い技術と最新の設備を持つポストプロダクションスタジオ
SONYPCL社が全面協力することで、莫大な時間、データ量(※2)で収めた映像を、特注のプログラムを通じて編集することができました。最先端の技術を駆使する一方で、CGはワンカットも存在しないことは、今回のこだわりの一つです。CGを排した映像は、人が登場しないにも関わらず人のぬくもりを感じさせる優しさを持っています。
かつてテレビCMが担ってきた、誰も見たことのない世界を送り出すことこそが、彼の原動力となり、前人未踏の挑戦へ彼を駆り立てます。
(※2)5Kカメラが6台連なる360°カメラでの撮影映像は、10分で1TBにもなり、編集上高負荷となる。
■なぜ予想不可能なこのチャレンジにクライアントが了承をしたのか!?
本CMはマンジョットの頭の中にしかない世界観を具現化した作品。企画の段階では、他の誰一人としてその詳細な完成図を予想することは出来ませんでした。いかにしてクライアントであるトヨタ自動車の了承を引き出すことができたのでしょうか。それはマンジョットが、クリエイティブ・ディレクターでありながらフィルム・ディレクター、カメラマンまで自身で実行する、類まれなクリエイターだったからだと言えます。
彼が考え、描き、撮り、編集までを自分自身で提供できるからこそ、制作物に対して全責任を負ってプレゼンテーションを行うことができたのです。加えて、彼が代表を務めるクリエーティブ・ブティック1stAvenueが、広告代理店を介すことなく、直接クライアント企業と対話ができたことも、今回のプロジェクトが実現した一因でもあります。
■放送概要
放送開始日:2012年10月23日(火)より/放送予定:1クールを予定
クレジット
ExecutiveCreative Director/Film Director/DOP :マンジョット・ベディ(TYO / 1st Avenue)
CD & Copy Writer:平田敬(TYO / 1st Avenue)
Director:瀧口景子(TYO / 1st Avenue)
Creative Producer:亀田勝己(TYO / 1st Avenue)
Creative Producer:高村智(TYO / 1st Avenue)
Creative Management:高銀敬(TYO / 1st Avenue)
Creative:佐藤成美(TYO / 1st Avenue)/今井周作(TYO / 1st Avenue)
■略歴
1st Avenue 代表マンジョット・ベディ(Manjot Bedi)
1969年、インド・ニューデリー出身。幼い頃より外交官の父の仕事の関係で世界各地を転々とする。17歳で来日。その後1997年に広告会社である株式会社ティー・ワイ・オーに入社。2006年10月に株式会社1st Avenue設立。最新のデジタル技術を駆使して美しい映像をとらえる一方で、アナログ的な人と人との温もりあるコミュニケーションを大切にしている。その仕事はテレビCMの演出/撮影に留まらず、各企業のコミュニケーション全般の一貫したコンサルティングにも及び、幅広く活躍している。
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