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『倉林 敏のヒットCMの予感』 – 気になったCM Vol.8 (1)13インチMacBook Pro


『倉林 敏のヒットCMの予感』は、倉林 敏による独自の評価軸により、気になったCMを新たな視点でするどく捉えます。 今回は(1)13インチMacBook Pro  (2)東京ディズニーリゾート「夢がかなう場所」 (3)資生堂「ザ・コラーゲンエンリッチド 「キレイへ」篇を見ていきます。

 (1)13インチMacBook Pro


http://www.apple.com/jp/macbook-pro/

コンピュータやライフ・デザイン・パーツの中では、おしゃれの代名詞となっているApple。「このデザインって何かPCっぽくてダサいね。もっとMacっぽくできないの?」なんて使われ方をするほどAppleのやること、なすことおしゃれ。こんなMacから新しいノートブックパソコンが発売となった。

このCM、やはりどこから見てもAppleなのだ。
いったい何がそうさせるのだろう。 
全体的な雰囲気のことをトーン&マナーというが、まず最初からこのAppleのトーン&マナーが強く感じられる。
その要素を挙げてみると、まず色使い。Appleの色使いは、基本カラーが黒と白、そしてグレー。ここに製品の色だったり、画面の色だったりのカラーがのってくる。そして他の要素のカラーは出来るだけ抑えられている。
また、このMacにはiPadなどで使われていたAppleが開発した非常にきれいなRetinaディスプレイが初めて搭載され、画面の美しさがまず訴求点のNo1となっている。 
そしてもうひとつの要素としては音楽とナレーションがある。

CMのオープニングを見ると、超薄型Macの側面映像から始まり、黒バックにグレーの本体、そしてカメラが回りこむと、あざやかなブルーが目立つ画面が現れる。この間操作をしている人間の腕は、ほとんど影のようになって色を主張していない。ただし、そのシンプルな操作性は、はっきりと認識できる、この微妙なバランスこそがAppleなのだろう。

CMは次々に操作と画面を変化させていくが、ひとつひとつの画面の完成度と美しさがすばらしい。
この1カット、1カットの徹底して追い込んだデザイン、この積み重ねがAppleのトーン&マナーを作り出す。

そしてCMとして大事なことは、この徹底したトーン&マナーが見るものに対し、強烈にAppleを訴求している点だ。

通常、一般人はデザイナーやクリエーターのこのこだわりと計算が分からないため、クリエイティブ現場で衝突の原因となるが、クリエイティブの原点は、この徹底したこだわりにあることを深く理解すべきだ。

倉林 敏
ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、マルチメディア施設プロデューサー、 WEBサイト開発コーディネーター等々様々な活動に関わる。著書に『ビジネスモデル特許で憶万長者になる法』、『超訳IT用語事典』、『IT革命がわかる30冊』、『英語サイトなんか怖くない』、『ケータイ・マー ケティング革命』その他講演・座談会等多数。
http://www.kurabayashibin.com/


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