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『倉林 敏のヒットCMの予感』 – 気になったCM Vol.5 (3)フォルクスワーゲン「久保田利伸×up!」篇


『倉林 敏のヒットCMの予感』は、倉林 敏による独自の評価軸により、気になったCMを新たな視点でするどく捉えます。 今回(1)マルハニチロ食品 企業CM 宇宙食篇(2)ボス電 第8話「別れ篇」(3) up!「久保田利伸×up!」篇を見ていきます。

 (3)フォルクスワーゲン「久保田利伸×up!」篇



http://www.volkswagen.co.jp/cars/up/main.html

このところヨーロッパ車のエマージェンシー・ブレーキのCMが目立っている。日本では、エコ、ハイブリット、低燃費等の訴求が多いが、欧州車はエマージェンシーブレーキがかまびすしい。

その中で、最も目だっているのがワーゲン・久保田利伸篇。

のりにのって車を運転している久保田、そこに道の反対側にいる女性友達に気づき彼女に合図するという完璧なわき見運転。ふと気がつくと前の車にぶつかりそう、これって車を運転している人ならば、ほとんどの人が一度ならず経験してることだ。それがぶつからずに自動的にブレー気で停車する。ほっとひと安心。

このCMは、わき見運転でひやっとした気持ちを見事に再現し、私たちの共感を誘う。こういう表現を”しずる感”あふれたCMと言います。
その意味では、心に訴えかけるCMということで、すばらしい。

尚、このCMはこの逆で、女性が久保田にわき見運転をしているパターンもシリーズとして制作されている。
ただ今の日本、ビジネスマンの間では、責任をとらないようにするため、安全に安全に何事も処理することが定着している。(おそらくこういうことが国力を低下させている根底的原因と思われる) そのような人にとって見ると、このCMは“わき見運転”を助長しているCM、そして、実際にこれでぶつかった時には、誰が責任をとるのか?といった議論につながるおそれがある。

私自信は気にならないが、こんなことを気にする人たちも多いことだろう。

倉林 敏
ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、マルチメディア施設プロデューサー、 WEBサイト開発コーディネーター等々様々な活動に関わる。著書に『ビジネスモデル特許で憶万長者になる法』、『超訳IT用語事典』、『IT革命がわかる30冊』、『英語サイトなんか怖くない』、『ケータイ・マー ケティング革命』その他講演・座談会等多数。
http://www.kurabayashibin.com/

 


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