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ロコフィットGL「考える人」篇 …「どっちも!」が印象に残る。『倉林敏のヒットCMの予感』気になったCM Vol.13(2)


このCMは新着ではないが、今も放映されている印象に残るCMである。しかし、このCMが「ロコフィットGL」という商品名の宣伝であることを知っている人は少ない。「どっちも!」という外人の掛け声ばかりが耳に残っている。ここでは、印象に残るCMと商品名の関係について考えよう。

 (2)ロコフィットGL「考える人」篇


http://www.ohta-isan.co.jp/locofit/

タレントCMや、インパクトの強いCMが、必ずしも商品名を覚えさせてくれるとは限らない。

このつるべによる膝痛のCMもそのひとつだ。
このCMを例にとり、CMインパクトと商品名の関係について考えてみたい。

つるべが「考える人」のポーズをとり、「膝が痛いから太るのか」、「太っているから膝が痛いのか」「どっちや?」というと、外人の男が「どっちも」と答える。
多くの人がこのCMは「どっちもCM」として記憶している。
これはおそらく、「膝と肥満は双方に関係しあっている」という研究者的まじめさの結果であり、「どっちも」というのは、非常に良心的で好感がもてる表現ではある。

しかし、CMの目的にひとつには、やはり商品名を覚えさせるという大目的があり、その点では、外人に言わせるのは「商品名」ではなかったか?
「どっちや?」とつるべが問いかけると、外人的アクセントで「ロコフィットGL」と言えば、商品名が印象に残る。
そして、解説ナレーションで、膝と肥満は双方に原因がある、と解説すれば良かったのではないかと思う。

確かに「どっちも」は強い印象を残すので有効ではあるのだが、そもそもこのCMは、つるべがズボンをひざ下まで下げた無様な格好で台詞を言うシーン自体が印象的であり、その先のストーリィ展開を「どっちも」で閉めるのではなく、商品名で閉めても良かったのではないかと思う。

つくづく表現とは難しいものだと痛感するCMである。

ちなみに、このヨーロッパのような建物階段とつるべはCG合成である。
技術の進歩もすばらしい。

倉林 敏
ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、マルチメディア施設プロデューサー、 WEBサイト開発コーディネーター等々様々な活動に関わる。著書に『ビジネスモデル特許で憶万長者になる法』、『超訳IT用語事典』、『IT革命がわかる30冊』、『英語サイトなんか怖くない』、『ケータイ・マー ケティング革命』その他講演・座談会等多数。
http://www.kurabayashibin.com/


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