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いいなCM イオン 武井咲 メニークリスマス 宣言篇 …何か変でひっかかる。『倉林敏のヒットCMの予感』気になったCM Vol.11(1)


イオンのクリスマスCM。「メニ―クリスマス」って、やっぱり変。コピーライティングの妙を伝えたかったのだろうが、 もしそうだとしたら、クリエイティブのひとりよがり。確かに、クリスマスには、国により、民族により、またまた宗教儀式としても世界には様々な姿があるが、こういうバリエーションって本当に“有り”なのだろうか。

 (1)いいなCM イオン 武井咲 メニークリスマス 宣言篇


http://www.aeon.info/index.html

今やCMの女王・武井咲をキャラクターとしたイオンのクリスマスキャンペーン。キャンペーンキャッチは「Many Chirstmas(メニ―クリスマス)、「Mary」ではなく「Many」。そしてナレーションは「クリスマスには会いたい人がいっぱいいる。・・・だから今年はクリスマスを何回もやることにした」。

これって、ちょっとお歳暮と勘違いしていないか?
確かに、アメリカなどでは多くの人々にクリスマスカードを贈り、プレゼントも子供たちを中心にいろいろな人に贈る。

しかし、日本には、お歳暮という習慣があり、クリスマスにも同じことを言われると、何か変な感じがする。
さらに気になるのは、このストレートメッセージだ。
「会いたい人がいっぱいいる」「だから何回もクリスマスをする」といことは、「いっぱいクリスマスプレゼントを買いましょう」と言っていることと同じだ。

CMにはシズル感が大事、とは私が常々言っていることだが、「多くの人にクリスマスプレゼントをしましょう」ということを、直接的に表現することではなく、
「会いたい人」を思い浮かばせ、「ああ、何かプレゼントでもしたな」という気分にさせるような間接表現が重要なのだ。お笑いタレントが「これ面白いでしょう、面白いでしょう」と言えば言うほどその話がつまらなく聞こえてくる、と同じことだ。

このクリエイティブは、おそらく「Mary」と「Many」の一文字違いで、「いっぱい買ってね」と言えることがアイディアの核となっているのだろう。
しかし、英語の普遍的表現は「Merry」であり、これは「良い」とか「素敵」という意味であり、これを「いっぱい」という意味の「Many」に置き換えることはいかがなものか?
おそらくネイティブから見れば、スペリングミスと見えるだろう。
また、敬虔なキリスト教徒は、一体何と思うだろうか?

極論をすれば、このような変形は、国際性や文化性の欠如と疑われても仕方がないのではないだろうか?

倉林 敏
ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、マルチメディア施設プロデューサー、 WEBサイト開発コーディネーター等々様々な活動に関わる。著書に『ビジネスモデル特許で憶万長者になる法』、『超訳IT用語事典』、『IT革命がわかる30冊』、『英語サイトなんか怖くない』、『ケータイ・マー ケティング革命』その他講演・座談会等多数。
http://www.kurabayashibin.com/


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